シニアとよばれて

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2010年 02月 10日

のれんに腕押し

 「去年の発表会は好評だったので次回5月ごろに…」
 「一人10分は長かったのでそれをもう少し短くして…」
 「海外視察の希望が出て来ないのはクライアントとの同行を条件にしているからでそれを緩和してもらって…」
 「プレゼンデータを共有フォルダに保存していつでも見られるようにしたほうが良い」
 「いや、HDDの容量が無いのでそれを増やしてもらい…」
 「発表会の準備は担当の負担が大きいので2ヶ月はほしい…」
 「そういえば発表会の参加は全社員の30%を超えて…」
 「『勝つためのプレゼン』の名称は良かった」
 「アンケートによるとほとんどが好印象でその比率は80%を超えていて、後は会議用の機材の不備がありましたので、その改善が…」
 
 他には何かありませんか?
 では○○さんが参加されているので、ローコストについて何か発表があるということなのでお願いします。と振られたのが開始後2時間後の事だった。

 「勝つためのプレゼンと題しておられますが、いったい何に「勝つ」んでしょうか?勝って、実施になり、特命受注になって、オーバースペックに陥り、予算に合わす為にVEしまくった結果、微々たる粗利額に甘んずることが「勝つ」というんでしょうか?。先程ローコストについてと仰っておられましたが、いつからデザイナーはコスト度外視で顧客が獲得できるようになったんですか?
 その尻拭いを誰かがしてくれるとタカをくくっていませんか?
 顧客が求めているのは、いい環境を適正なコストでデザインできる能力ではないでしょうか?ただただローコストを追求している相手に「勝つプレゼン」は見当違いでしょう。
 尖ったプレゼンができることを標榜するなら、「いくらかかっても良いからそのプレゼンを実現してほしい」と言わせての「尖り」でしょう、それを目的とすべきです。
 値ごろ感やお得感を持たせてのビルドデザインです、アーティスティックなことを目的とするならどうぞ資金提供者(タニマチ)を捕まえて自由にやってください。
 当社はあまりにコスト意識に弱いのです、他者は既にタフに仕掛けています、もっと自社設計を最大限に生かす努力をしなければなりません、それをするために私達は力の限り協力します」

 ある人がココでくちを挟む
 「我々専門Gはその中でも自社設計に於ける粗利率を上げています」
 
 「しかし、実は大型Gのほうが率は良いのです、全体が下がっているのにその中での占有率をいくら上げても目的は達成できません、この場で、第二四半期の見通しの拡大とか考えないのは何故でしょう?そんなベタな事は口に合いませんか?のん気なのもええかげんにせえよ。

 …siiiinnn…

 「ええ、せっかく○○さんが協力してくれるというので近いうちに勉強会を開いてください」

 エエ!!

 病巣は深いようだ。
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by nunuyoshi | 2010-02-10 02:18 | しごとのこと


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